「何者かになろうとする」
これは、私の悪い癖です。
癖とも言うし、特技とも言うかもしれません。
「こうありたい」という理想が高いのだということは重々承知しています。
それでも、理想を叶えようという努力をしてしまいます。
その結果、一歩も進めなかったかのような感覚をもってしまい、その日丸一日一生懸命取り組んだのに、気持ちが空っぽになってしまってる…なんてことも。
「何者か」になろうとしている=今の自分を否定している
何者かになろうとするのは、すごく危険。
そこにはこんな意識がはたらいています。
「今の自分ではダメだから、違う自分にならなくては」
“意識”と書きましたが、意識できていない意識なので“無意識”と表現してもいいかもしれませんね。
今の自分、現在地を受け入れることができていないのです。
それに気がつくと、すごく悲しい癖だなぁとも思います。
今の自分を受け入れるには?
では、今の自分を受け入れるにはどうすればよいでしょうか?
小さな「できた」を認めてあげる
ひとつひとつ、自分のやったことやできたことをノートに書いて、「できたね」「よくやったね!」「えらい!」などと、それらを認めてあげてはいかがでしょう。
小さなことでいいのです。
キッチンをキレイにできた!とか、子どもに笑顔で「いってらっしゃい」を言えた!とか。
小さな小さな「できた」を認めてあげることで、少しずつ自分のことを認めてあげることができるようになります。
「より良いものを目指す才能」に気づく
ストレングスファインダーという才能診断テストに「最上志向」という特性があります。
これは、【もっとも良い状態を目指す】という才能を表しています。
実は、私はこの最上志向がかなり上位にきています。
つまり、すごく完璧主義なのです。
この特性は、より良いもの、状態を創り上げるという才能ですが、短所となると「より良い!最も良い!」と自覚できない間は一向に前に進まない…となってしまうのです。
短所として見ると、ネガティブなイメージをしてしまいますが、より良いものを創るという才能がある!ということ。
それゆえに、今の自分を受け入れられなくなってしまう。
自然に、今の自分を「まだまだ、な存在」として、捉えてしまう。
このことを知っておくとよいですよね。
そして、どんな人にもひよっこな時代があって、全く完璧とは思えないような時期がありながら、未完成のように見える姿をも社会に露出して、完璧(と見える)な今となっている。
それを忘れないように…。
あとがき
いかがでしたか?
私の癖から派生して、「今の自分を受け入れるには?」という視点でお話してみました。
私にとっては、「今の自分」を認めることが永遠のテーマかもしれません。
また、いい考え方やアイディアが見つかれば、シェアしたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
いたみゆい